2018年1月2日火曜日

419 近藤誠医師に学ぶ

419 近藤誠医師に学ぶ

「アキラめない 私のガン闘病記」をインターネットで発表したあと、たくさんの方からいろいろな感想を頂いた。

(一)「患者よ ガンと闘うな」
 「自分がガンになったら近藤誠医師の『患者よ ガンと闘うな』(文芸春秋)という本にあるようなガンとの付き合い方をしたい」というのがいくつかあった。
私は、この本を読んでいなかったので、すぐに図書館にいき、『患者よ ガンと闘うな』『患者と語る ガン再発・転移』『がん治療総決算』を借りてきた。いずれも近藤誠医師の著作で、1996年3月、1994年2月、2007年9月に刊行されたものであった。

近藤誠医師は、慶應義塾大学医学部放射線科の医師で、本の内容は、16年も前に書かれたものであるが、今読んでも衝撃的なものであった。日本のガン医療の問題点を指摘しているから、医者の仲間からは村八分にされることは目に見えている。そんななかで日本の「ガンに対するある種の常識とか社会通念」を否定した勇気に敬意を表したい。

それでは日本での「ガンに対するある種の常識とか社会通念」とは、近藤誠医師が例としてあげているのが
ガンは怖い
ガンなら手術や抗ガン剤
ガンで死なない一番の早道は「早期発見・早期治療」
そのためには、ガン検診が必要

などで、今でも多くの人が持っている常識、社会通念である。これを、近藤誠医師はすべて否定している。
さらに「日本のガン治療の質が悪くなった原因は、じつは権威とか名医といわれる専門家たちの言動にある」と指摘しているのである。

(二)近藤理論
近藤誠医師の考え方を以下、近藤理論としよう。
(1)ガンは「本物のガン」と「ガンもどき」がある。
「本物のガン」はかなり早い段階で転移をするガン。
「ガンもどき」は転移しないガン。ほとんどの場合、何もしなくていい。
ただし、二つのガンを病理検査で顕微鏡を見ても区別できないところに問題がある。

(2)手術は殆ど役に立たない
「本物のガン」は早い段階で転移しているから、早期発見・早期治療は役に立たない。手術しても、いずれ転移したところが進行して命を落とす。
「本物のガン」を手術しないで放置した場合、たとえば胃ガンだとすると胃の閉塞症、出血が起こる。この時検査をし、胃を切除すればいい。この場合もすでに転移しているから、いずれ命を落とす。
死亡する時期は「早期発見・早期治療」しても「放置」しても同じになる。
異なるのは胃袋のない生活の期間だ。と述べている。

転移しない「ガンもどき」にもかかわらず、患者の臓器が切除されている現状は容認できない、日本は手術偏重だと指摘している。

(3)抗ガン剤治療に意味があるガンは全体の一割
抗ガン剤で生存率が目覚しく向上する事例は、急性白血病、悪性リンパ腫、睾丸腫瘍、子宮繊毛腫、小児ガン。
抗ガン剤で生存率が向上するが先に触れたガンほどでないもの。乳がん、小細胞型肺炎、卵巣ガン、大腸がんの一部

そのほかの抗ガン剤は意味がない。ここで注意しなければいけないことは、医者の世界で抗ガン剤が有効というのは「ガンが縮小」することで「いのち」とは無関係な指標なのである。つまり、抗ガン剤でガンが3センチから2センチに縮小すると抗がん剤は有効となる。しかし(ガンが残っている限り)縮小したガンはすぐに増大するから抗ガン剤は無力である。延命効果のあることもあるがわずかに延びるだけで死亡する。延命効果のわりに副作用が強烈である。

(4)ガン検診は百害あって一利なし
早期発見・早期治療が有効という証拠はどこにもない。肺がん、乳がん、大腸がんについては海外の医療機関でがん検診が無意味であることが検証されている。にもかかわらず、日本では依然として早期発見・早期治療のもと、ガン検診が行われているのである。
そのほか、内視鏡での感染、医療被曝による発ガンの方が問題である。

(5)ガン治療で治せるのはごく一部、治らないことを率直に認めよう
ガンは転移するもの、治療しても無駄である。ガン治療の将来も、たいした夢がもてない。治らないことを率直に認めないと、長生きもできないし、楽に死ねない。だったら
「残る人生、悔いなく過ごしたほうがいい」
「苦しまずに死ぬために」鎮痛剤、麻薬系の鎮痛剤、モルヒネを使う。
近藤理論はデータに基づいて述べられているので説得力がある。しかし、がんの常識・社会通念といわれる、がん検診、早期発見・早期治療、抗がん剤利用はますます増えている。残念なことだ。

(三)私見では、「患者よ ガンと闘おう」に変えたい
ところで近藤理論の最後のところ「ガンは転移するもの、治療しても無駄である」とある、だから「患者よ ガンと闘うな」になるのだが、ここは納得できない。

というのは「ガンと闘う」のは手術、抗ガン剤、放射線だけではないはずだ。私の場合ゲルソン療法の「栄養療法」で「ガンと闘った」のである。
たしかにまだ1年9ヶ月しか経過していないが、全身に転移していた悪性の晩期ガンが、完全に活動を停止している。私はガンの三大治療法を受けなかった。でも、今は痛みもなくなり、生活を楽しんでいる。同じ生活を楽しむならガンを押さえ込んで痛みのない生活ができればいいに決まっている。

私の取った手段は「ゲルソン療法」であるが、これは病気になった原因を取り除こうとする考え方である。この療法は70年ほど前にゲルソン医師によって確立され、欧米で多くのガン患者を救ったとある。でもアメリカでは主流になっていない。もちろん日本でも主流になっていない。現在の医療は対症療法で「ゲルソン療法」のように病気の原因を治そうとしないからである。
しかし「ゲルソン療法」は済陽高穂医師、橋本豪医師、星野仁彦医師が実践して実績を出しているのである。近藤理論のように何もしないのであるなら、私のように「ゲルソン療法」を取り入れてみたらどうだろうか。

もう一つは、より積極的にサプリメントを取り入れている人もいる。サプリメントは色々あるようだが、私は先に触れたように「マイマス水素イオン」に注目している。
『がんが消えたーマイナス水素イオンの奇跡』(及川胤昭・鶴見隆史著 幻冬社)のなかでガンについての症例が紹介されている。鶴見医師は「手術、抗がん剤、放射線治療はもう受けるな」と述べている。

(四)ガンを正しく理解しよう
いま、国民の半分がガンで死亡する時代である。だからこそすべての人がガンについて正確な情報を持たなくてはいけないと思うのである。
医者から突然ガンの告知を受け、「手術をすること・抗ガン剤を使用すること」が生きのこる最善の方法といわれると、このアドバイスに乗ってしまうことになり、あとで後遺症に苦しむことになる。それを避けるには普段からガンとの付き合い方を考えておく必要がある。
また、家族との意見の違いも出てくる。あらかじめ家族と話し合い、ガンに関する知識を共有しておくことも必要である。

そこで、三冊の本を参考までに挙げておいた。ガンを告知される前に是非家族で読んでおかれるといいと思う。
『患者よ ガンと戦うな』(近藤誠 文芸春秋)
『今あるがんが消えていく食事』(済陽高穂 マキノ出版)
『がんが消えたーマイナス水素イオンの奇跡―』(及川胤昭・鶴見隆史著 幻冬社)
(2012.8.9記)


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