2018年1月2日火曜日

415 野菜別ファイトケミカル

415 野菜別ファイトケミカル(植物栄養素

デザイナーフーズにあげられている植物を調べてみると、驚くべき力があることがわかってきた。そのいくつかをあげてみたい。(絵はすべてインターネットから取ったもの)

にんにく(ユリ科、原産地中央アジア
にんにくには400種類以上の化学物質が見つかっている。
これら化学物質の役割は、まだわかっていない部分が
ほとんどである。
強い刺激臭をだすイオウ化合物のなかに、強い殺菌作用、
免疫作用、抗ガン作用が認められている。特に消化器系
のリスクを軽減し(胃ガン、結腸ガン)、ガンの増殖スピードを抑える作用や、免疫細胞を活性酸素から守る作用が認められている。

キャベツ(アブラナ科、原産地大西洋沿岸・地中海沿岸)     
キャベツのビタミンUは、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にし、
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の回復をサポートすることで知られ
ている。
辛味成分のイオウ化合物(イソチオネート)が、免疫細胞の
数を増やしたり活発化させ、ガンの発生や増殖を防止する効果が報告されている。

大豆(マメ科、原産地中国東北部・シベリア)        肉に匹敵するたんぱく質を含有する植物として、「畑の肉」
「大地の黄金」などミラクルフードとして注目されている。
大豆イソフラボンは、弱い女性ホルモン作用(エストロゲン
に似た成分)があり、乳ガン、前立腺ガンの予防効果が
よく知られている。
イソフラボンの一種である「ジェニスタイン」は、腫瘍の
血管新生を抑える効果があり、ガンの増殖を抑制する。
大豆からは、大豆サポニンのほか多くの抗酸化剤が発見されている。

生姜(ショウガ科、原産地熱帯アジア)                
辛味成分シンゲロールなどの中に抗酸化作用、ガンの発生、
進行を防ぐ効果が報告されている。

人参(セリ科、原産地アフガニスタン)
ベータカロチンが抗ガン作用、免疫力アップ、
同じくアルファーカロチンが抗酸化作用、
免疫力アップに効果が認められている
。第一グループに属しているバースニックは、
西洋人参ともよばれている。
アスコルビナーゼ(酵素)がビタミンCを破壊するため、レモンや酢を使うと良い。

セロリ(セリ科、原産地地中海沿岸・中近東)
食欲増進、精神安定、疲労回復、エネルギー代謝の促進効果がある。ガン関連の効果については今回調べることができなかったが、個人的な感覚では、いずれ発見されると思う。

たまねぎ(ユリ科、原産地中央アジア)
強い辛味、香味の中にイオウ化合物がある
血液をさらさらにして、高血圧、糖尿病、
脳血栓、脳梗塞の予防など生活習慣病に
広く効果が報告されている。
イオウ化合物に抗酸化作用、がん予防効果がある。ポリフェノールの仲間である「ケルセチン」はガンを誘発する物質を不活性にし、ガンの成長を促す酵素を阻害する作用がある。

茶(ツバキ科、原産地中国雲南省)
緑茶生産地ではガンの死亡率が低く、中でも胃ガンの死亡率は、全国平均の五分の一であった。
渋み成分「カテキン」が発ガン抑制作用、抗腫瘍作用、突然変異抑制作用、抗酸化作用が報告されている。カテキンの抗酸化作用はビタミンEの約20倍の強さがあることが明らかにされている。
カロチンには発ガン抑制作用、ビタミンEには抗酸化作用が認められている。

トマト(ナス科南アメリカの西部高原)
代表的な緑黄色野菜。「トマトが赤くなれば医者が青くなる」という慣用句があるほど、健康作用については、慣習的にもよく知られている。トマトの赤は「リコピン」によるもので、抗がん作用、抗酸化作用が知られている。ハーバード大学の研究では、トマト関連食品の摂取と前立腺ガンの罹患率の低さとが相関していると発表している。

ナス(ナス科インド東部)
細胞が何らかの理由で変異を起こし、それが
進行拡大するとガン化することがある。
この変異を抑制する物質のことを「抗変異原性」といい
植物の生理的機能の一つであるナスは飛びぬけて多く含まれているが、このほかブロッコリー、小松菜、ほうれん草、ゴボウにも多く存在する(大久保増太郎著『日本の野菜』中広新書・154ページ参照)

ブロッコリー(アブラナ科地中海)
代表的な緑黄色野菜。カロチンは抗酸化作用がある。ビタミンCはレモンの2倍。抗変異原性はナスについで多い。






玄米(イネ科、原産地中国雲南省)


 右図は玄米と精製米の成分を比較したものである。
籾殻を取っただけの精米していない米。糠成分の中にミネラル、ビタミン、植物繊維、脂質を多く含む。糠成分、胚芽の中に抗酸化物質を多く含む。精製米にすると糠成分、胚芽に含まれる有効成分が失われてしまう。(第五図)玄米と精製米の成分比較

1999年アメリカの食品医薬品局(FDA)の許可により、51パーセント以上の全粒穀物を含む食品については、「ガンや心臓病のリスクを減らす可能性がある」と表示できるようになった。アメリカ、カナダの食生活指導では、穀物の半分以上を精製しないよう指導している。(ウイキベディア・フリー百科辞典参照)

ブロッコリー(アブラナ科地中海)
代表的な緑黄色野菜。カロチンは抗酸化作用がある。ビタミンCはレモンの2倍。抗変異原性はナスについで多い。


デザイナーフーズには入っていないが、私が良く摂っている野菜は、ごま、きのこ、かぼちゃ、大根、かぶ、ほうれん草などがある。これらも抗酸化作用、免疫力強化、抗ガン作用が報告されている。

ゴマ(ゴマ科、原産地アフリカ)
ミネラル、ビタミン、たんぱく質、植物繊維、脂質と栄養分の宝庫である。ゴマリグナン(含むセサミン)は、抗酸化作用、抗がん作用が報告されている。

きのこ(キノコ科、不明)
グルカンという多糖類が白血球を活性化させ、ガンの発生や進行を阻止する作用がよく知られている。シイタケ、カワラタケ、スエヒロタケから抗腫瘍成分が抽出されて免疫活性剤として製薬化されたものもある。
シイタケ、エノキ、シメジ、マイタケなど手に入りやすいキノコ類を日常的に摂っていると、免疫力効果を高める可能性が指摘されている。

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