2018年1月2日火曜日

406 前立腺ガンのホルモン療法

406 前立腺ガンのホルモン療法

前立腺ガンの治療法は①手術、②放射線、③ホルモン療法の三つがあるが、私の場合は、③ホルモン療法でいくと告げられた。

(一)前立腺ガンの治療法はガンの進行度に応じて変わってくる。
『ホルモン療法ハンドブック」(発行:アストラゼネカ株式会社)の解説がわかりやすく参考になった。
(1) 「限局ガン」(前立腺内のガン):主な治療法は手術と放射線。(補助療法としてホルモン療法)
(2) 「局所浸潤ガン」(前立腺の皮膜を超えて広がっている):主な治療法は手術→ホルモン療法、あるいは放射線治療→ホルモン療法
(3) 「進行ガン」(骨やリンパ節に転移している):主な治療法はホルモン療法
これによると、早期のガンは手術か放射線で治療する。一方、転移している進行ガンの場合はホルモン療法を中心におこない、ガンの進行を抑え、長期的にガンをコントロールすることを目指すとある。

(二)前立腺ガンは特殊なガンで、男性ホルモンがなくては生き続けられない。
この性質を利用して、男性ホルモンの分泌を減らしてガンが大きくなるのを防ぐ治療法を「ホルモン療法」といっている。ホルモン療法が「ガンを眠らせる療法」といわれているのは、このためだ。

(三)ホルモン療法は全身的に効果を発揮するため、進行してひろがってしまった前立腺ガンの治療に広く用いられる。
男性ホルモンは、睾丸で95パーセント、副腎で5パーセントが作られている。この男性ホルモンをコントロールするのがホルモン療法である。
ホルモン療法には二つの方法がある。
(1) LH‐RHアゴニスト注射=男性ホルモンの分泌をおさえる方法
(2) 抗男性ホルモン剤=男性ホルモンの働きを妨げる方法

これら二つを組合せ、LH‐RHアゴニスト注射で男性ホルモンの分泌を抑え、抗男性ホルモン剤で完全に抑えきれない男性ホルモンの働きを阻害、治療の効果を最大限にたかめる治療法をMAB療法という。
ガンが全身に転移している進行ガンである私の場合は、LH‐RHアゴニスト注射と抗男性ホルモン錠剤を併用したMAB療法となった。

(四)ホルモン療法に問題点
みはま病院の資料によると「(ホルモン療法)によりガン細胞はしぼんでいき、それに応じてPSAも下がっていく。しかしガンのタイプにもよるが1~4年の間にはホルモン療法を行ってもガンが増殖を開始する。このことを前立腺ガンが再発したという。こうなるとガン細胞は抑えきれない」と医者は話した。

(五)男性ホルモンを抑える別の方法 は 睾丸摘出である
2011年9月に除睾手術を行った。理由は以下の三点である。

①     男性ホルモンを抑えるホルモン注射について、「効果の持続性」に対する疑問
②     ホルモン注射の副作用が、学会でいくつか報告されていること
③     注射の金額が高いこと

「効果の持続性」については、前に触れている
主治医は、ホルモン注射より除睾手術のほうがガン再発の可能性は少ないし、副作用も少ない。また一回の注射代と手術費用が同じだと説明している。この点は医者によって考え方の違いがあり、患者としては悩ましいことである。

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